Attune 2026

今年のテーマは「Restoration(修復・再生)」。バラバラになった自分自身の欠片を再び繋ぎ合わせ、本来の姿を取り戻すプロセスを、ダンスを通じて探求します。

ダヤ・トミコはインド古典舞踊バラタナティヤムの古典作品に、伝統の礎に現代的なインスピレーションを重ね、新たな命を吹き込みます。

ハイディ・S・ダーニング & 野中久美子は日本舞踊の扇の技法を軸に、コンテンポラリーダンスを融合させた作品をお届けします。能管の調べに乗せ、周囲の気流を束ねてひとつの流れを創り出します。

藤本恭子 は人間の深層心理に潜む欲求をテーマに、『サボること』や『暴食』を切り口としたコンテンポラリーダンスのソロ2作品をお届けします。

カレン・フォックスの「Sisters of Forgiveness(赦しの姉妹)」は赦しの性質と歴史を、先祖から受け継がれた知恵と、現代の個人的・社会的な振る舞いに織り交ぜて描き出すトリオ作品です。

マルコム・シュートの「Tapestry(タペストリー)」 は壁から垂れ下がる布の網を縫うように、ダンサーたちが糸となって動き回ります。複雑に絡み合う形は、私たちを支え、人生を強くする人間関係を象徴しています。「Mid Flight(ミッド・フライト)」は 水辺で低空飛行するトンボを描いたデュエットです。電話もインターネットも届かない国際線の機内で過ごす、宙に浮いたような静止した時間への追憶した作品です。

エミリー・クルーズ & キャリー・モンガーの「Baller(ボーラー)」 は加齢というプロセスを、ユーモアと謙虚さを持って受け入れるための試み。自己への慈しみと友情が、年齢を重ねることをいかに楽しく、楽にしてくれるかを軽やかに表現します。

ニック・M・ダニエルズ(クレイター・カンパニー)は アフリカン、モダン、舞踏を融合させた一作をお届けします。緊張と緩和が移り変わる風景の中で、ダンサーたちは時に見えない力に縛られ、時に集団の変拍子から踏み出して自らのリズムを見つけます。権力への問い直しと、変革への意志を呼びかけます。

シルヴァーナ・クリストファーの「Pebbles at the River’s Edge(川辺の小石)」は大きな岩が削られて小石となり、再び川底に集まっていく様子を、自然の循環のメタファーとして描きます。

ステイシー・イヴォンヌ・クレイターの「Mosi-oa-Tunya:We Are the Water」 はビクトリアの滝の荘厳さに着想を得た作品。水しぶきが霧となって立ち昇る聖なる場所。ダンサーたちは生きている奔流となり、浄化し、再生し、私たちを再び繋ぎ合わせる水の力を体現します。